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2024.12.03
特別展示「はこぶを広告する はこぶで広告する ーはこぶ引き札あれこれー」
特別展示「はこぶを広告する はこぶで広告する ーはこぶ引き札あれこれー」を開催いたします
場所:流通経済大学 新松戸キャンパス 事務室前吹き抜け
主催:流通経済大学 物流科学研究所 共催:物流博物館
「はこぶ」仕事は社会に欠かすことのできない重要なライフラインです。近年は、新型コロナウイルス感染症の流行下でインターネット通販がさらに浸透したこと、ドライバー不足や2024年問題等が盛んに報道されるようになったことなどから、私たちの生活が「はこぶ」仕事を抜きには考えられないと意識する機会が多くなったのではないでしょうか。
皆さんは、身近にある「はこぶ」仕事にどのようなイメージを持っておられますか。本展では、日本の「はこぶ」仕事が現在のような形に至った節目といえる、日本が近代化を進めた頃、交通・運輸にまつわる商売をしていた人々が、どのようなイメージで自らを宣伝していたのか引札を手がかりに追っていきたいと思います。
引札とは現在のチラシにあたる印刷物で、開店、売り出しの際や、年末年始などに商店から顧客に配られ、顧客の家でポスターのように貼られることもありました。引札には、業種に関係する絵柄のほか、七福神から当時の最新の風俗まで、人々の心を引きつける多様な題材が描かれています。また、運送業を主としない商店などの引札にも、「はこぶ」にまつわる絵柄を見ることができます。
「はこぶ」が生成するイメージに託して、人々が絵柄に込めた願いや時代背景についても、みていきたいと思います。併せて、皆様の「はこぶ」に対するイメージをふり返るきっかけになれば幸いです。
※本展は本学設立にかかわりのある、
流通経済大学 物流科学研究所
公益財団法人利用運送振興会 物流博物館(https://www.lmuse.or.jp/)